宇宙と呼応する・・・

春になると植物は芽を吹き、夏生育し、秋には結実して一年を終える。冬をはさんでまた同じサイクルを繰り返していきます。地球の太陽系の周遊に歩調を合わせ、まるで宇宙と呼応関係にあるかのように営々と春夏秋冬の四季を植物は繰り返していきます。

人間も自然の一部であるとすると、人間もまた然りかもしれません。目には見えないが宇宙と呼応しながら、生老病死の生滅を繰り返しているのかもしれません・・・。

流れ行く　日本の鍼灸

長きに渡り、脈々と鍼灸は受け継がれてきました。

先人たちは、四季の移ろいの中に宇宙の運行を感じ、花鳥風月を愛し、

自然との一体感の中で、自然と共生してきました。

鍼灸は、身体の痛みや不快感から解き放たれ、

怒りや不安を鎮め、憎悪や悔いから脱し、

真の安らぎと自由を獲得していく道程でもあります・・・。